② 入院直後――絶食・尿道カテーテル・水も飲めない日々

Uncategorized

救急搬送されたあと、私の生活は一変しました。ベッドで目が覚めたとき、尿道にはカテーテルが入っていました。私はこれがとにかく不快で、常に尿意のような感覚が残るのがつらかったことを覚えています。

さらに、すぐには水も食事も許可されませんでした。脳の病気では、飲み込む力が落ちていることがあり、むせ込みや誤嚥の危険を確認してからでないと飲食を始められないと説明されました。

しかし当時の私は、なぜ水まで止められるのか理解できませんでした。ろれつが回らない口で大声を出し、重症者用の個室へ移されたほどです。看護師さんが水で湿らせた脱脂綿で舌や唇を潤してくれ、その脱脂綿を何度も噛んでいました。

自分の手足がどこにあるのか分からない

療法士さんが左手や左足を触り、「これ、触っているの分かりますか」と確認に来ました。ところが、自分の手足がどこにあるのかさえ分からないような感覚でした。触られても、ほとんど感覚がありませんでした。

2日目にようやく水が許可され、3日目からゼリー食が始まりました。カテーテルが外れたあとには、今度は尿瓶で排尿できないという壁にぶつかりました。オムツ生活が始まり、寝たまま排尿できる姿勢を自分なりに探し、ようやく一つの形を見つけました。

当たり前だったことが、一つずつ課題になる

飲むこと、食べること、排泄すること。病気になる前には何も考えずにできていたことが、すべて「練習すること」「許可を得ること」「工夫すること」に変わりました。

振り返ると、ここが私にとって「元の生活を取り戻す」という長い道の最初の地点でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました