回復期リハビリを続け、2025年9月末、いよいよ退院の日を迎えました。
ただし、「退院=元どおりの生活」ではありません。病院では手すりも介助者もいますが、自宅には自宅の段差、狭さ、動線があります。家へ戻る前に、実際の住環境を確認し、必要な手すりや介護用品を整えていきました。
家の中を「できる形」に変える
玄関には段差があります。トイレには縦手すりを設置し、必要な場所には追加の手すりも取り付けました。介護ベッド、屋内用と屋外用の車椅子も準備しました。
退院前には一度自宅へ戻り、実際に玄関を越えられるか、トイレへ移動できるか、風呂へ入れるかを確認しました。病院で「できる」ことと、自宅で「生活できる」ことは同じではありません。
退院日はゴールではなく再スタート
退院当日は家内に迎えに来てもらい、自宅へ戻りました。長い入院生活から家に帰れた喜びはありましたが、そこからが本当の意味での生活の組み直しでした。
病院では誰かがすぐ近くにいます。家では、自分たちで安全を考え、方法を決め、できないことには道具や制度を使う必要があります。
私にとって退院は「治った日」ではありません。「元の生活を取り戻すための場所が、病院から自宅へ移った日」でした。


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