退院してからは、毎日の生活そのものがリハビリになりました。特に大きかったのが、入浴、更衣、室内移動です。
自宅の風呂に入る
浴室には3方向に手すりを設け、浴槽にはボードを使っています。入るときはボードの手前に座り、向きを変えて右足、左足の順で浴槽へ入れます。左足だけは家内に軽く補助してもらいます。
出るときは浴槽内で立ち、ボードを差し入れて着座し、左足、右足の順で外へ出ます。全体では1時間ほどかかりますが、家内の直接介助はできるだけ少なくし、自分でできる部分を増やしてきました。
服を着ることも練習になる
上着は麻痺している左腕から先に通します。靴下も左足から工夫して履きます。ズボンの前後を間違えることもあります。それでも、全部やってもらうのではなく、自分でできることは自分でやる。それが今の生活です。
道具を生活に合わせる
片手で物を持って歩けないため、約3000円のワゴンに100円ショップの収納を付け、余っていた手すりまで取り付けた「自作のオリジナルワゴン」を作りました。リモコンや日用品を載せて、自分で押して運びます。
市販の介護用品だけが答えではありません。本人の身体と家の形に合わせて、「どうすれば自分でできるか」を考える。その工夫も、元の生活を取り戻す一部だと思っています。


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