⑨ 退職と生活再建――車を手放し、年金までの暮らしを組み直す

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脳内出血の後、身体だけでなく仕事と家計も大きく変わりました。私は長年続けてきたスーパーの深夜勤務を、2026年3月15日付で退職しました。

働けなくなった直後は傷病手当金に支えられました。しかし、それが永遠に続くわけではありません。次に障害年金の申請時期が来るまで、預貯金や家計全体を見ながら生活を組み直す必要がありました。

固定費を見直す

その一つが車でした。以前乗っていた日産セレナは2025年末に手放しました。駐車場代、自動車保険、税金、車検、燃料など、車を持つだけでかかる費用を減らすためです。

車は便利でしたし、運転できる生活に戻りたい気持ちもあります。しかし今必要なのは、「今の身体と収入で無理なく暮らせる形」を作ることでした。

失ったものだけを数えない

退職、車の売却、収入の減少。文字だけ並べると、失ったものばかりに見えます。

けれども、その一方で訪問リハビリを続け、自宅で暮らし、家内と食卓を囲み、外出する方法も少しずつ増やしてきました。必要ならタクシー券や車椅子を使い、レンタカーを家内に運転してもらう。以前と同じ方法ではなくても、外へ出ることはできます。

生活再建とは、昔の形をそのまま復元することだけではありません。今の自分に合わせて、暮らしを作り直すことでもある。私はそう考えるようになりました。

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