2025年7月27日(日)の朝8時ごろ。私は当時、24時間営業のスーパーで、午前0時から朝9時までの深夜勤務をしていました。20年近く続けてきた仕事です。
その日も、いつものように弁当や惣菜の品出しをしていました。次の商品ケースを両手で持ち上げようとした、その時です。
突然、左手にまったく力が入らなくなった
左手に、突然まったく力が入らなくなりました。
それでも、その日は日曜日で物量も多く、「商品を全部出し切らなければ」という気持ちが先に立ちました。右手だけで作業を続け、私はその日の仕事を最後まで終えてしまいました。
今振り返れば、この時点で普通ではありませんでした。
帰宅するころには、ふらつきとろれつの異常
仕事を終え、そのまま歩いて自宅へ帰りました。しかし家に着くころには、身体はふらふらしていました。
さらに、だんだんとろれつが回らなくなってきました。
右手は動いていたため、自分で救急車を呼びました。そして病院へ搬送され、そこから私の入院生活とリハビリ生活が始まりました。
家内が今でも口にする後悔
同じ職場にいた家内は、後になってこう話しました。
「主人の左手に力が入らなくなった、あの時点で救急車を呼んでいればよかった。」
私たち夫婦には、当時、脳の病気について十分な知識がありませんでした。
だからこそ、この体験を最初の記事として残しておきたいと思います。
「いつもと違う」は、仕事より優先していい
突然、片方の手足に力が入らない。顔や身体の片側がおかしい。言葉が出にくい、ろれつが回らない。まっすぐ歩けない。
こうした異変が突然起きたときは、「もう少し様子を見よう」「仕事だけ終わらせよう」と無理をしないでください。脳卒中など緊急性の高い病気の可能性があります。
少しでも早く医療につながることが、その後に大きく影響することがあります。迷ったときは救急要請を含め、早めに医療機関へつながることが大切です。
ここから「元の生活を取り戻す」日々が始まった
あの日を境に、私の生活は一変しました。
左手も左足も思うように動かない。飲むこと、食べること、排泄すること、立つこと、歩くこと。倒れる前には当たり前だったことを、一つずつ取り戻していく生活が始まりました。
このブログ「ハッピーエンド」では、私自身が脳内出血を発症してから経験した入院、リハビリ、介護、障害福祉制度、自宅での生活、家族との出来事などを記録していきます。
病気や障害を抱えた本人だけでなく、その家族にも、「この先どうすればいいのか」を考える小さな手掛かりになれば幸いです。
私の目標は、病気になる前とまったく同じ身体に戻ることだけではありません。
自分なりの形で、元の生活を取り戻していくこと。
その過程を、ここに残していきます。
脳卒中を疑う症状が出たら
日本脳卒中協会では、片方の手足や顔の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、言葉が出ない、急に立てない・歩けない、視覚の異常、経験したことのない激しい頭痛などが突然起きた場合、脳卒中を疑って救急車を呼ぶよう案内しています。
私自身は、左手に力が入らなくなった時点で仕事を続けてしまいました。同じことを繰り返してほしくありません。突然の片麻痺や言葉の異常があれば、仕事より先に救急要請を考えてください。

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